第五景|歩みをふり返る

モーリー

もう一度、森を見渡す

🌲 第五景の案内図

🌲 歩いてきた道すじをふり返る

🌲 市場の見方でみなおす

🌲 市場の中での位置を見る

📚 この景の背景にある原典の世界へ
不動産鑑定評価基準
・総論第4章「不動産の価格に関する諸原則」

ニャッタは、もう一度立ち止まった。

出てきた価格を、
そのまま受け取っていいのか——

さっきまで見ていた森を、
もう一度たどる必要がある気がした。

🦉 モーリー:
「価格が出たら、それで終わりじゃない。」
「その価格が、市場の中でほんとうに成り立つかを、もう一度見直すんだ。」

🐈 ニャッタ:
「どうやって確かめるの?」

🦉 モーリー:
「歩いてきた道すじに、無理がなかったかを見る。」
「前提、調査、分析、評価――そのつながりを確かめるんだ。」

「そのとき——
会議室で見上げた理論の星座が、振り返るための手がかりになる。」

🐈 ニャッタ:
「……見直すための目印になるんだね。」

🦉 モーリー:
「森にはね、いくつもの力がある。」
「需要と供給、競争、代替……いろんな力が重なって、価格はできている。」

「でもね——
見るところは、そう多くない。」

「その価格が、市場の中でどこに収まるか。」
「その不動産が、どんな使われ方で選ばれるのか。」

「この2つを見れば、
森の中での位置が見えてくるんだ。」

(価格諸原則)

🐈 ニャッタ:
「……そこで決まってくるんだね。」

🦉 モーリー:
「不動産の価値はね——
どう使われるかで決まる。」

「そしてその結果が、
市場の中での位置として現れてくるんだ。」

🌳第五景のベンチ

森のベンチでは、
実務の森で出会う疑問を、
少し立ち止まって考えていきます。

実務の森の記事一覧へ

🌌 星空ノート

同じ森を歩いても、
二度目は、ちがうものが見える。

ニャッタは、もう一度森を見渡した。
さっきまでとは、少しだけ違って見えた。

🌙 夜明け

モーリー
モーリー

ミッドナイト不動産鑑定の看板の文字が、
ゆっくりと、読めなくなっていく。

森は、ただの静かな公園に戻っていく。

ニャッタは、もう一度だけ振り返った。

そこには、ベンチと、
日向ぼっこをしている一匹のタヌキ。

ニャッタ
ニャッタ

タヌキは、何も知らない顔であくびをした。

偉井
偉井
公園の小道で日向ぼっこをしているタヌキと、首に鍵を下げた様子
鍵は、ここにある。

🌌 この森のルーツ
この森で見えていた星や見方は、
不動産鑑定評価基準の考え方を土台として、
夜の森の中でつなぎ直されたものです。
ここには、
その歩みの下に流れていた、
基準の輪郭を置いています。

記事URLをコピーしました