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実務の森|不動産鑑定の費用って、どうして何十万円もするの?――「報酬」から見えてくる、鑑定評価の仕事

モーリー
ニャッタ
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モーリー
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各鑑定事務所が公表している報酬額では、一般的な住宅で20万〜50万円程度を目安としているところが多く見られます。

この記事では、「どうして何十万円もするの?」という疑問に答えるとともに、報酬とは価格という“結論”に払うお金ではなく、その結論に達するまでの調査・分析・判断・説明という“仕事の全体”に払うお金であることを見ていきます。

モーリー
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1. まず、目安はどれくらい?

ニャッタ
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2. どうして、そんなに高いの?

ニャッタ
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モーリー
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3. 何にお金がかかっているの?

モーリー
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① 前提を置く(第一景)
依頼の目的や評価対象、価格時点などを整理し、価格を考えるための前提を整える。

② 価格への手がかりを拾う(第二景)
資料を集め、現地を確かめながら、価格判断に必要な情報を集める。

③ 市場の物語を読む(第三景)
第二景で拾った手がかりをもとに、市場参加者は何を考え、どう判断するのかを読み解き、価格につながる物語を描いていく。

④ 価格にあらわす(第四景)
市場の物語を、費用性・市場性・収益性という三つの側面から検討し、原価法・取引事例比較法・収益還元法など、適用できる手法を組み合わせながら、ひとつの価格へまとめていく。

⑤ 歩みをふり返る(第五景)
前提から価格までの流れをもう一度ふり返り、導いた価格が妥当かを確かめる。 

最後に、価格に至るまでの判断を鑑定評価書として整理し、依頼者へ示す。

モーリー
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ニャッタ
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4. どうして、一律の報酬にならないの?

ニャッタ
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5. 「安いかどうか」だけで選べない理由

ニャッタ
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モーリー
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🦉 モーリーのひとこと

「いくらかかるの?」には、目安はある。一般的な住宅で、おおよそ20万〜50万円(公的に定められた額ではなく、各事務所が公表している報酬額の目安)。でも、「どうして何十万円もするの?」という答えは、数字だけでは見えてこない。数字の裏側で、どれだけの調査・分析・判断・説明が積み重ねられているのか。報酬は、価格という“結論”ではなく、そこへ至るまでの“仕事の全体”に対して支払われる。「何に払うのか」を知ると、報酬の見え方は少し変わってくる。

この記事の原典(一次資料)

制度や運用は更新されるため、実務で利用する際は最新の原典をご確認ください。

不動産鑑定評価基準(総論第8章「鑑定評価の手順」ほか)/国土交通省「不動産鑑定評価基準等」 https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_tk4_000024.html

公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会「不動産鑑定契約のあり方(受任者選定方式等)に関する基本的見解」 https://jarea.org/about_jarea/rea_contracts.html (抜粋PDF:https://jarea.org/cms_files/general/about_jarea/basic_view_excerpt.pdf

日本不動産鑑定士協会連合会「鑑定評価等業務紹介」 https://jarea.org/request_consul/appraisal_evaluation_services.html

公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会「必要な『作業時間』(業務量)の調査を行いました。」(一般的な鑑定評価に必要な作業内容や業務量を紹介したリーフレット/PDF)
https://jarea.org/cms_files/general/real_estate_appraiser/kanteishi_gyomuryou_leaflet.pdf
※掲載場所が変更される場合があるため、利用時は連合会サイトで最新の掲載状況をご確認ください。

(最終確認:2026年7月1日/閲覧日)

🌲 夜の森を歩いてみる

このサイトでは、不動産の価格が立ち上がるまでの道筋を、「実務の森」を歩きながら、キャラクターの会話でたどっています。

いま読んだ「鑑定評価の費用」の話は、第一景「前提を置く」で、依頼を受ける場面で出会うテーマのひとつです。依頼の目的を整理しながら、価格の前提を整えていく景へ。

第一景「前提を置く」

不動産鑑定士が「価格を示す以外に何をしているのか」は、次の記事でもう少しくわしくのぞけます。
実務の森|不動産鑑定士って、価格を示す以外になにをしているの?──ミッドナイト不動産鑑定の仕事をのぞく

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